生産性を向上のためのジェネレーティブAIを開発するSpoke AI
ベルリンに拠点を置くスタートアップSpoke AIは、OpenAIが開発するchatGPTと比べて限定的な文脈でジェネレーティブAIの開発を進めています。
概要
同社のソリューションは、リサーチ業務など対象に、様々なサードパーティツールから送られてくる情報を自動的に要約し、インバウンドコミュニケーションに対応できるようなツールを開発中とのことです。SpokeAIの最終的なゴールは、企業のどの従業員にも役立つAI生産性ツールを提供できるようにすることです。しかし、同社はまず、AIを活用した集計・要約ツールを、特にプロジェクト・マネージャーやリサーチャーをターゲットにしているようです。特にSlack、Jira、Github、Miro、Figma、Notionなど多岐に渡るサードパーティのツールを利用するビジネスマンがターゲットにされています。
Spoke AIは今週初め、最初のベータ版ツールへのアクセスを開始し、現在20人ほどのテスターがいるそうです。すでに500社以上の企業がテスター希望として待機している模様です。
今のところ、Slackのプラグイン形式で要約技術の無料版を提供しています。将来的にはSlackだけでなくより広くサービスを提供して、プロジェクトに使用するツール内の情報を要約する予定だという。
資金調達
2021年第1四半期に設立されたこのスタートアップは、北欧にフォーカスしたアーリーステージのbyFoundersファンドが主導し、Possible Venturesが参加する200万ユーロ(~210万ドル)のプレシードラウンドの資金調達を発表しております。
AIアシスタント機能も開発
以下の画像のようにAIがタスク依頼の文章を解析し、リマインドを通知することも可能。これによりチャットツールなどの機能強化を図り、チームのコミュニケーションやプロジェクトの推進などを自動でサポートできる。