自動運転タクシーCruise、米国マイアミでテストを開始

無人運転のテスト

自動運転技術を提供するGeneral Motorsの部門であるCuriseは、水曜日のツイートで、マイアミでの初期テストとデータ収集を開始したと発表しました。

「フェーズ1では、さまざまな道路条件にフリートを慣れさせながらデータを収集する」と述べています。

Cruiseは、フェーズ2が何を含むのか、いつ開始するのか、現在マイアミにいくつのCruise車両があるのか、そして会社がテストを開始する予定はいつなのかなど、さらなる情報を提供することを拒否しました。

このニュースは、Cruiseが2か月前にヒューストンとダラスに拡大した後のもので、そこで同社は監督テストを開始し、近々一般の利用者に対して無人運転のライドシェアサービスを開始する予定だとCruiseの広報担当者は語っています。監督テストとは、車に人間の安全運転手がいることを意味します。Cruiseは、ライダー向けのサービスを開始する前に、無人運転のテストに切り替える予定です。

Cruiseの活動のほとんどはサンフランシスコで行われており、同社はAlphabet（Google 本社名）のWaymoと直接競合しています。両社は現在、カリフォルニア公共事業委員会から市内全域でロボタクシーサービスの料金を課す権利を与えられるまでの許可待ち状態です。技術およびビジネス界からの支持を受けているにもかかわらず、WaymoとCruiseは住民と市の機関からの反対に直面しており、それがCPUC（California’s Public Utilities Commission ）が許可を承認するための審議を延期させた可能性があります。

Cruiseは、マイアミで自動運転のシボレー・ボルトを導入するか（GMが車種を終了したため、現在は難しいかも）、または自社のCruise Originsを代わりに運行するかどうかは明示していません。CruiseのOriginは、人間の運転手のためのステアリングホイールやペダルがない、特別に設計された電気自動車です。2021年10月、Cruiseの当時のCEOであるダン・アンマン氏は、次数年間で「何万台も」のOriginを公道に投入すると述べました。

2023年3月、Cruiseの現CEOであるカイル・ヴォート氏は、同社が数週間以内にAustinの街路でOriginのテストを開始すると述べました。Originの人間操作のプロトタイプは、自動運転の知覚システムのテストと検証に使用されるデータを手動で収集していましたが、CruiseはまだAustinで無人運転テストを開始していません。

Cruiseは、マイアミに到達した最初の自動運転車会社ではありません。昨年、フォードのバックアップを受けているArgo AIは、マイアミで無人運転サービスのテストを開始しました。このサービスはLyftのプラットフォーム上で提供する計画でしたが、後にArgoはサービスを終了しました。