TechWasabi

スタートアップ・テクノロジー情報

Mobilityデータサイエンスヘルスケア特集

Uberドライバーがコロナにかかったら?

公共交通機関といえば思い浮かぶのは電車・バス・タクシーで、コロナウイルスでかなり利用は減ってきているが、使わなければいけない人もいる。そんな中でUberも重要な交通手段であり、またインフラの一部であるため休業要請対象外である。

もしUberの運転手がコロナにかかってしまったら自己診断をしてもらわない限り追跡は困難になる。またUberが追跡をする前にドライバー自身が自己報告するべきである。今週Uber と症状診断システムを持っているRoがコラボレーションした。これはドライバー各自に自己診断の窓口を与え、乗客とドライバーの安全を確保してくれる。Roは症状別のアンケートをとり、適切なアドバイスを渡し、必要ならば薬を配送してくれる。またこのシステムをUberと組むことで、乗客のトラッキング、感染場所と対処指示を出す仕組みを取り入れた。このシステムはuberの運転手に完全無料で提供される。

公共交通機関の危機

公共交通機関のコロナの後を予測すると、市民を今後継続的に乗せるには運営変更を強いられる可能性は大きい。以前の記事で書いたgoogle とAppleの共同でID識別のようなシステムを取り入れ、乗る前に体温のスクリーニングと電車に誰がどの車両に乗った情報を集計し勤務時の安全確保する。また、営業時間後には車内の消毒をする。ただバスとタクシーはそうもいかず、バス運営会社とタクシー会社の数が多いためデータのやり取りを他社間でしないといけなく、全社共同でシステムにルールを設けて開発する必要があるので困難だ。コロナの表面生存時間を考えると(最低24時間)、バスとタクシーに乗るにはマスクの着用が義務付けられ、また車両は一日置きに使用を制限される。こうなってしまうと、自宅勤務が普通になる未来は電車・バス・タクシーの使用率が激減し、値段の高騰が予測される。

Ro

ニューヨークに本社置く自己診断アプリスタートアップ。2017年に開業現在までに$500million 調達。
2020時点ではSeries B サイト