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シリコンバレー特集

世界の文化って変わるんじゃね?

新型コロナウイルス(Covid-19)は世界で未だ猛威を振るいつつあり、その終わりはまだ見えていない。ただ終わりが見えなくても世界は周りまた、ビジネスも回さないといけない。

そんな状況で人は対応し、また進化しないといけない。現にシリコンバレーのほとんどの企業はオフィスを閉めており、自宅勤務を強いられ、Zoomなどのコミュニケーションツールを使いミーティングをしている。スーパーに買い出しに行けば、マスクとゴム手袋をして、2メートル間隔で並んで他の客が出るのを待つ。そんな中TechWasabiのメンバーで話をするうちに、あるメンバーが「世界の文化って変わるんじゃね?」といった。

TechWasabiはコロナ後(Post Covid-19)の世界の生活が今までの常識では通用しないのではないかと思っている。コロナの状況下、生活していると今まで当たり前に出来ていたことが、出来なくなっている生活を目の当たりにしてより強く思う。 「世界の文化って変わるんじゃね?」シリーズでは、この後に起こるであろう変化を少し掘り下げて4部に分けてTechWasabiが考える未来を描いていく。

1部:文化の変化

コロナウイルスによって人と人への「距離」や「生活スタンダード」が変わるかもしれない。コロナウイルスの生存期間は状況によって変わってくるが、ステンレスの表面で3日、空気中に3時間と他のウイルスに比べると長く、また感染力や死亡率が高いため現在自宅待機を強いられてる。

「挨拶が変わる」

世界には様々な文化がありその中でも挨拶はどの国にも存在する。
世界では多くの種類の挨拶が「お辞儀」「握手」「ハグ」「チークキス」などでされており、誰もが最初のコミュニケーションとして挨拶をしている。日本で挨拶をする場面は、出会いや別れの場で行われ、家族、職場、友人、新しく会った人に、お辞儀で挨拶を行い相手に敬意を払らってきた。他人人と話し始める時は、相手に近づき何かしらの挨拶の動作をし、そして会話がスタートする。「挨拶の動作」と「会話」。この二つがコロナウイルスによって変わってくると思っているのではないだろうか?。手・ハグ・チークキス相手に触れる挨拶はもちろん変わるだろう。また、お辞儀や会話でのパーソナルスペースも広くなる。手の甲や靴を使った挨拶が常識になってくる日も近い。

「生活スタンダードが変わる」

ここで話す生活スタンダードは国からの保証範囲ではなく、もっと生活に近い部分の、今まで普通に行ってきた日常の行動変化についてを話したい。上に書いた、挨拶の変化やパーソナルスペースを考えてみて欲しい。この変化が起こった際、社会でも変化に対応しないといけない。例えば、会社へ入る際に使う社員証、これが顔認証に変わっていく、会議室のドアが自動化、給湯室のオートメーション化、そして会社全体で起きるペーパーレス化が起こる。社員のパーソナルスペースを考えると、現在ほとんどの企業は社員同士の距離を確保できない。このままでは在宅勤務化は必須であろう。近い将来、企業は本社を仮想世界におき、従業員は在宅勤務しつつバーチャルにて本社へアクセスし、会議室で会議を行なっているかもしれない。

「これから」

飛躍的に表現したかもしれないが、これから世界は、コロナウイルスを克服したとしても、今後続いていく「目に見えないウイルスとの戦い」を避けるため、今まで当たり前だった、自国の常識と文化を変えていき、テクノロジーを土俵とした新しい生活が生まれてくると思う。